佐多岬から宗谷岬 3920km

Apr.-Aug.2017:鹿児島佐多岬から北海道宗谷岬までの日々報告

番外編1日目: 稚内市

07:00 中央公園 出発
18:00 道の駅わっかない 到着

 

4時半頃に目が覚めるのが習慣化してしまっている。
気分的には、もうちょっと寝たいのに。

 

昨晩は、また居酒屋で飲んでるおじさんにつかまった。
同じ居酒屋に行き、ビール2杯とお通しだけいただいた。

 

本日は、本来なら利尻に行くはずだったのだが、数日間天気が回復しそうにないので、利尻はやめた。
さて、どうしよう、と思って駅へ。
18切符を買って帰るか。

 

と考えていたら、また大阪からのご夫婦に遭遇。
1時間半くらい話していたのかな?
そのまま一緒に飯を食べに行くことに。
まだ9時過ぎなので駅周辺や福港市場はどこも開いていない。
飯屋を探してさまよっていると「食事処」ののぼりが出ているじゃありませんか。
f:id:Poooh:20170810182343j:image

 

ご馳走していただくので、無難に奥様と同じメニューを注文。
3人で座った席の向かいには予約席が有り、朝から予約かぁ、と思っていたら予約客3人の内2人が現れた。
70歳くらいかな?ご夫婦。
「おはようございます。」
おっ、飯屋で挨拶をしてくるとはこの観光客えらいな。
「旅行ですか?」
と聞かれたので、ご夫婦の旦那さんが、大阪から来たことと一緒に私の話をすると、
「それはお祝いしなくちゃ!」
と言って厨房に入っていく。
あれ?
店の人?

 

中から出て来て、手の中にはお椀が。
開けると生きた海老がピョンピョン跳ねている。
踊り食いだって。
頭を取っても動いてる。
めっちゃブリブリでうまい。
オッチャンも気前が良いから、すぐ後ろで食事をしていたカップルにも海老をふるまってる。
予約客かと思いきや、言動から社長さんと社長婦人っぽいな。

 

2人が店の中に帰って行って、しばらくしてもう1人の予約客が来た。
顔の雰囲気で何となくわかるよ、息子だな。
大阪夫婦が確認したらやっぱそうだった。
そしたら、
「専務、お電話です!」
と。
あぁ、やっぱさっきの社長かぁ。

 

息子さんにも
「旅行ですか?」
と聞かれたので、大阪夫婦が同じ説明を。
すると、理解不能という感じの良い反応が返ってきた。
「え?ホンとに?歩いて?スゲーな。俺なんか少し先の市場まででも車で行くよ。15分以上歩いたら足がやられちゃうからな。」
と、絶対に歩きたくないというのがヒシヒシと伝わってくる。

 

社長さんの話では、今、いか釣り漁船が全国から集まってきているらしく、14時頃に一斉に漁に出ていくのは壮観だという。
港に船がいやに多いなとは思っていたが、ほとんどがいか釣り漁船なのね。
やることもないし、3人で駐車場に停めた車の中でくつろいで14時を待つことに。
お互いの話しや戯言を言い合っていたらすぐに時間が来た。
すると港から船がどんどん出ていく。
f:id:Poooh:20170810182308j:image
確かに迫力がある。

 

その後は、ノシャップ岬の向こう側の温泉に連れて行ってもらった。
f:id:Poooh:20170810182252j:image
ここもお金を出していただいて、ホントにありがとうございます。
600円。
港の湯と同じく塩化物泉でヌルヌル系。

 

再び稚内駅辺りに戻り、いい頃合いだったのでご夫婦と別れて買い出しに。

 

道の駅2Fのテーブルで飯を食べながら、帰る方法を思案する。
LCC+バスが意外と安いが、速度が速すぎる。
やはり、18切符が良さそうだ。
でも、青函部分が...とか考えていたらもう21時。

 

さぁ寝よう、と思って駅を出ようとすると、また大阪夫婦と遭遇。
「よく会うなぁ。」
今度こそ最後のお別れだ。

お世話になりました!

 

中央公園に行ってみると大きめテントが2つ。
2つのチャリ軍団がすでにいるようだ。
防波堤の方に行ってみるとここもテントだらけ。
5つくらい張られている。
f:id:Poooh:20170810182229j:image
でもここの方が雨が当たらないので、ここにするか。