かちにてまいる

Apr.-Aug.2017:鹿児島佐多岬から北海道宗谷岬までの日々報告

90日目: 登米市 → 気仙沼市



07:57 道の駅津山 出発
19:50 道の駅大谷海岸 到着
64072歩(total 4036393歩)

 

本日の道程は、国道45号線を本吉まで。

 

今日は朝から晩まで雨。

 

山道を太平洋まで抜け、ようやく南三陸へ。

ここに町があったのであろうと思われる場所には、高くそびえ立つ盛土がいくつもの山となっており、その間を縫うように道が仮設されている。

町の建設中、という言葉通りの状況で
ある。
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地名としては聞いたことがあるが、志津川がここである。
TBCを聴いていたら、「JOIR 仙台からは...kHz、出力...W。志津川からは...」
志津川だよね。

 

そんな状況のすぐ横には、さんさん商店街があり、平日でもけっこう賑わっている。
店舗の多い道の駅といった感じ。
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この商店街に、町の写真屋さんがあり、その隣で佐藤信一常設写真展示館というのをやっていて、せっかくなので入ってみた。
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正直、これまでにも津波関連の写真や映像はかなり目にしていたので、新たに感じることはないかなと思っていた。
入るときも、「まぁ、ここまで来たしな。」くらいの気持ちだった。

 

でも、違った。

 

ここまで心揺さぶられたことは、ここ最近無い。

写真は地震前の様子から、地震発生直後、津波襲来の瞬間、避難の様子、その後の復興の様子までが順番に並べられ、
その一枚一枚に、撮影時の気持ちが一言ずつ添えられている。
一枚の写真でこれほど人に訴えることができるのか。

自然と涙がこぼれ落ちる。

これを乗り越えて皆頑張っているのか。

 

映画などで泣くときは、客観的に自分を見て泣く状態に持っていくことが多いが、今回はほんとに自然と泣けてきた。

 

展示を見終わるとちょうど昼時で、季節のものをいただいた。
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うまうま。

 

ここからだ、大きな誤算は。
リアス式海岸をなめていた。
大まかな地図で見て、本吉を越えたところに道の駅があることを確認していたので、そこまで行こうと予定していた。
しかし16時頃である。
道端の工事のオッチャンと話して、道の駅までの距離を聞いてみると、
「あと20kmはあるな。」

...。

おい、ちょっと待て。
ここまでで35000歩くらいは歩いているから、もう終わりにしてもいい気分だぜ。
今から20kmか。
21時到着。
かと言って野宿できる場所は無い。
全くといって良いほど無い。

 

歌津に、平成の森というキャンプできる場所があるので、電話で聞いてみた。
「雨でぬかるんでるから、それでも良いなら。」
いやいや、お金を払って泥まみれになれと。
ないわ。

 

寝るだけならバスの停留所があるが、それでは洗濯ができない。

 

しゃーなしやで、今日は歩いたる!

 

大まかな地図では近く見えても、そこはリアス、道がグニャグニャしてるし、アップダウンもかなりある。
それに雨だしね。
でも、不思議と疲れはあまりない。

 

ということで本日の泊まり場は、道の駅大谷海岸
建屋の軒下にテントを張れるスペースがあるのでそこへ。
風によっては吹き込んで濡れるかも。

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流石、自然いっぱいの場所だ。

こんなのがいた。