89日目: 東松島市 → 登米市
07:35 旧野蒜駅 出発
17:31 道の駅津山 到着
57255歩(total 3972321歩)
23時頃から朝4時頃まで大雨。
屋根のないところで寝てたので、急いで洗濯物を取り込んで、あとは諦めて寝た。
予報は曇りだったのになぁ。
けっこうテントがビチョビチョになったので、干している間にファミマ横のベンチで片付けをしていたら、近所のおじさんに話しかけられた。
旅の話をすると、
「こういう人けっこういるよ。俺も昔、3人でバイクで旅をしたよ。」
すまねぇが、けっこうはいねぇよ。
自転車やバイクでウロウロしている人はいるけど、歩いている人はたぶんあんまりいねぇよ。
ってか、エンジン付きと徒歩を同じ土俵で語らないでくれるかな。
たぶんあんたがしたのは、学生仲間での無計画な旅行だよ。
仙台の餅屋で隣に座っていた3人と同じね。
やたらと「旅」って言いたがってたな、あの人達。
「俺、訛ってないだろ?東京生まれ、東京育ちなんだ。」
いや、聞いてないから。
ってか、訛ってないぶん面白味がないからしゃべらなくて良いよ。
出るときに旧駅舎をパシャリ。
看板のラインまで津波が来た。
本日の道程は、ひたすら国道45号線を登米市の柳津まで。
旧野蒜駅方面からは県道を歩き、鳴瀬大橋で45号と合流する。
当然この辺りの河川敷は野宿できる場所ではない。
水場・トイレ無しで、寝るだけで良いならできる。
鹿妻駅前のT-2(元ブルーインパルス機)を横目に歩き、石巻市へ入る。
市街地へ入ろうかとも思ったが、今日の残り距離を考えてやめた。
でもこれが正解だったかも。
ランニング中のおじさんに「頑張れ!」と応援いただきながら歩いていると、100mくらい先の道路脇に、見たことがあるトグロを巻いたような髪型の男の人が。
思わず指笛を吹いて合図を送ると、あちらはこちらに気付いているようで、手を振ってくる。
53日目の朝に土山の道の駅で出会ったオニイチャンだ。
車で45号を北上していたら、歩道を歩くそれっぽい奴がいたから停まって待っていたみたい。
とりあえず、オニイチャン流の握手ながら肩を合わせる軽いハグで挨拶をし、お互い名前も聞いていなかったので、名前を聞き合った。
前回は友人の新潟での結婚式当日で、かなり距離があるところに朝いたが、間に合ったらしい。
その後1週間くらいは出会った人の所に居候して、あと1ヶ月くらいはキャンプしていたそうだ。
話を聞いていると、彼の住まいは私の実家の隣県で、彼のおじいちゃん家は同県だと。
意外と近くの人で驚いた。
「また会うかもしれんな。」
と言いながら別れたが、石巻市街に入ってたら、たぶん会わなかっただろうな。
旅中に再会を果たしたのはこれで2人目。
河北町に入り、風呂屋付き道の駅を過ぎると北上川沿いを歩くのだが、もうここから休む場所は無い。
ひたすら山の中や川沿いを歩く。
そんな中を歩いているからか、軽に乗ったおじさんが「南三陸まで乗ってくか?」と言ってくれたが、「歩くのが目的みたいなもんなので...。」と丁重にお断りする。
本日の泊まり場は、道の駅津山。
周りにはコンビニもスーパーもない。
トイレが屋内で、駅の方に建屋内で寝ても良いと言われたが、建屋裏に東屋と水場があるのでそちらでテントを張った。
ただ、東屋は大きいものの中心に大きいテーブルがある。
でも、ちょうどテント1つ分のサイズなので、その上に設営。