28日目: 下関市長府 → 宇部市船木
08:13 扇町運動広場 出発
17:20 岡崎八幡神社 到着
40735歩
昨日、ガソリンスタンドのおにぃちゃんに警察が来ると脅かされていたが、結局何も起きず、寝心地が良くて久々に6時過ぎまで寝入っていた。
本日の道程は、国道2号をベースに国道491号線を通って小月の街を通り、宇部方面には向かわずに、山側の山陽道を通って宇部市船木まで。
バイパスは面白くないので、できるだけ街の中を通る道を通ることにしている。そういう道はたいてい旧の2号線だったりする。
小月を出てちょっと行ったところだったろうか、小屋川ラブリバーパークというのがあり、トイレもあり、野宿しやすそうだった。東屋もあったが、橋の下の方が雨がしのげて良いだろう。
厚狭に入る前に、国道190号線に入ってドライブインみちしおで貝汁を食べた。
あさりの出しがうまい。
山口の子に聞くと、ここの貝汁は有名らしい。
2号に合流し、大阪まで508.2km。
厚狭の町で挨拶をしたオジサンにお接待していただいた。
家の裏庭にあるゲストハウス(手製の小屋)で1時間半くらい話をした。
その間、オロナミンCを3本、プリン、コーヒーゼリー、コーヒーとたくさんいただいた。
自身も昔、旅をしたらしく、会うなり
「わしに何かできることはあるかい?」
と要望を聞いていただいたので、この先に野宿できるところはあるかを尋ねたら、休憩でもして行け、とゲストハウスに通された。
非常にエナジェティックな方で、手間も厭わず地域、そして日本を良くするために色々活動しているようだ(右という意味ではなく)。
ただ、活動度の低い近所の老人達にはなかなか理解されることがないらしく、それを嘆いていた。なぜ人々は自分で何かをしようとしないのか、と。
すげぇなと思ったのが、地域を知るために厚狭の地質から勉強していて、こんなところで70を越えたオジサンから「三畳期」という言葉が出てきたことだ。驚いた。こちらも楽しくなり、ついでに大陸から離れる前だという話をしておいた。
いつか、近所で出るシダ植物の化石を展示した博物館を作りたいそうだ。
そして、野宿場所については知り合いに電話までしてくれて教えてくれた。
泊まれなさそうなときは電話しろ、と名刺までいただいた。
ということで本日の泊まり場は、教えていただいた場所の一つ、宇部市船木にある岡崎八幡神社。
神主さんに許可を得て境内にテントを張らせてもらい、トイレや水道の使用も許可していただいた。
実はそれ以降の話もあるが、それはここに書かないことにする。
神主さんありがとうございました。
旅に直接は関係ないが、今日の昼に電話した友人が、最後に会ってから8ヵ月、人生の転機を迎えていたことが判明。
明後日会えるのが楽しみ。